出版社内容情報
核家族化,個人化,少子化と家族が大きく変化するなか,非継承墓,両家墓,散骨や樹木葬が出現.いま墓の在り方に何が起きているのか.膨大な調査をもとに,墓における「脱家」過程を捉え,綿密かつ学問的な裏づけを行った労作.
内容説明
単系で永続的に継承されてきた家的墓祭祀が、戦後の家族変動によってどう変容したか。代替装置として登場した非継承墓、両家墓、散骨や樹木葬にも言及しつつ、墓における「脱家」過程を、膨大な実態調査に基づいて社会学的に位置づけた意欲作。先祖祭祀の社会的基盤である家族の変化から変動面に即して考察。
目次
第1章 序論
第2章 直系家族制地域の家族と墓の変化―新潟県巻町・妙光寺の檀家調査を中心に
第3章 人口流出・親子別居地域の墓祭祀の変容―鹿児島県大浦町調査から
第4章 家族の変化と墓祭祀の双方化
第5章 家族の個人化と脱家現象
第6章 結論
著者等紹介
井上治代[イノウエハルヨ]
1950年東京生まれ。淑徳大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、社会学博士。家族社会学、宗教社会学を専攻し、死生学や環境社会学にも興味を持っている。単行本・新聞・雑誌を媒体に執筆・評論活動を続けるとともに、大学で社会学やジェンダー論を教えている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 図解秦の始皇帝最強研究