内容説明
歴史認識の違い、経済協力の緊密化、安全保障のあり方など複雑に絡み合う東アジアの国際関係。そのなかで急速に台頭し大国化する中国と、世界はどのように向きあうのか、陰りが見えているかのような日米同盟の未来をどう考えるのか―。従来の2国間関係に限定したアプローチではなく、日米中3国間関係の視点から現状と課題を明確化し、今後の協力と協調へ向けて提言する。日米中各国の第一線の研究者による分析を収めたアクチュアルな論文集。
目次
第1部 日米中関係の力学―現状と動向
第2部 地域安全保障
第3部 歴史的争点とその管理
第4部 地域経済統合
第5部 相互のイメージと認識
第6部 日米中関係の未来
著者等紹介
王緝思[ワンジス]
1948年生まれ。北京大学国際関係学院院長。北京大学国際戦略研究センター長。中国共産党中央党校国際戦略研究所所長。アメリカ外交、米中関係、国際政治理論
カーティス,ジェラルド[カーティス,ジェラルド][Curtis,Gerald]
1940年生まれ。コロンビア大学教授。日本政治、比較政党政治
国分良成[コクブンリョウセイ]
1953年生まれ。慶應義塾大学法学部長・教授。同大学院法学研究科委員長。現代中国政治・外交、東アジアの国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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