出版社内容情報
<嫌韓流>現象を分析し、日韓の開かれた関係をつくるための手がかりとなるような考え方と歴史の基礎知識を提供する。
内容説明
近年、インターネットなどで排外主義・人種主義が拡がっている。それは、日韓関係や在日朝鮮人をめぐる「嫌韓」意識として表れている。このような“嫌韓流”現象を多角的・批判的に分析するとともに、日本人とコリアンが新しい関係をつくるための手がかりとなる“思考の糧”と“歴史の見方”を提供する。「“嫌韓流”の解剖ツール」「マンガ表現から見た“嫌韓流”」「植民地支配は朝鮮を豊かにしたか」「朝鮮人強制連行はなかったのか」「参政権は「国民固有の権利」か」「在日コリアンに対する差別はなくなったのか」「韓国の「過去清算」はどうなっているか」「過去に向き合うことは「自虐史観」か」等20章。
目次
第1部 “嫌韓流”現象を読み解く(“嫌韓流”の解剖ツール;マンガ表現から見た“嫌韓流”―キャラクター操作を通じてのレイシズム)
第2部 日本の朝鮮植民地支配をめぐって(韓国併合は朝鮮人が望んだものか;植民地支配は朝鮮を豊かにしたか;日本人と朝鮮人は平等だったか;日本人はハングルを広めたか;創氏改名とは何だったのか;朝鮮人強制連行はなかったのか;「慰安婦」制度は犯罪ではなかったのか)
第3部 在日コリアンと日本社会(朝鮮人は戦前、どのように来日し、生活してきたか;「解放された」在日朝鮮人は戦後をどう迎えたのか;参政権は「国民固有の権利」か;他民族共生社会のなかで民族学校をどう考えたらよいか;在日コリアンに対する差別はなくなったのか)
第4部 戦後の日韓関係について(戦後の日韓関係をどのように考えたらよいのか;日韓条約で植民地支配は清算されたか;竹島問題はどう考えたらよいか;韓国の「過去清算」はどうなっているのか;韓国は「反日」一色なのか;過去に向き合うことは「自虐史観」か)
著者等紹介
田中宏[タナカヒロシ]
1937年生れ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。龍谷大学経済学部教授。専攻は日本アジア関係史
板垣竜太[イタガキリュウタ]
1972年生れ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。同志社大学社会学部社会学科専任講師。専攻は朝鮮近現代社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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