人間の暗闇 - ナチ絶滅収容所長との対話

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  • サイズ B6判/ページ数 478p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000242394
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れじーな

2
強制収容所の他に絶滅収容所があったこと、収容所の前に安楽死施設があったこと、私はあまりに何も知らない、と知りました。絶滅収容所の所長を中心に、彼の妻、部下、ユダヤ人、教会関係者、多くの人に当時のことをインタビューしたものですが、少々読みにくかったです。凄惨な現実を前に、当事者達がどう折り合いをつけていたのかが垣間見られます。命令、仕事だから、考えることを止めた結果ではあるけれど、規模はもっと小さくても同じような状況は今でもあるんですよね、オウムとか、私刑事件とか。決して人ごとでは、無いと思います。2015/03/01

zaki

1
ナチスとキリスト教会の動きについて、興味深く読んだ。2022/07/10

ゆずこまめ

1
シュタングルが普通の人すぎて怯む。たぶん知り合いにいたら穏やかで家族を大事にする、普通にいい人だと思う。この世の地獄と凄まじい悪意と自分の罪から目を逸らしてやり過ごすことを選んだこの普通の人と同じことを私もするんじゃないかと思って怖い。2022/01/12

ワコ

0
絶滅収容所は生存者がほとんどいないために語られることが少ない。貴重な証言の本。

Arte

0
ソビボルとトレブリンカの所長だったシュタングルにインタビューした著者が、シュタングルの足跡を辿りつつ、周囲の人々にもインタビューしてまとめた書。絶滅収容所長だがシュタングルはオーストリア人で、古くからのナチでもなく、敬虔なカトリックの妻から自分の仕事を隠しており、殺す仕事は嫌だけど、辞めるともっと嫌なところに送られるかもしれないし仕方なかった、目を逸らして勤めていた、というのが良く分かる感じ。2020/01/05

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