内容説明
能、狂言、歌舞伎、文楽、日本音楽といった古典芸能の「演出」とはいかにあるべきか。西洋近代が生んだ「演出」という概念と伝統芸能とが、上演の場においてどのように切り結んでいるのかを、各分野を代表する研究者たちが一堂に会して縦横に論じる。現代におけるパフォーミング・アーツの可能性をさぐる斬新な視点からの古典芸能論。
目次
座談会 演出的なるもの
能における演出
狂言の演出
歌舞伎の演出
文楽の演出
日本音楽における演出
能を見る眼
演出の現象学
著者等紹介
小山弘志[コヤマヒロシ]
1921年生まれ。東京大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。