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内容説明
戦中に刊行した『国家と宗教』で果敢なファシズム批判を展開し、戦後改革で指導的な役割を果たした南原繁(一八八九‐一九七四年)。この傑出した政治哲学者は理想と現実の狭間で何と格闘し、日本においていかなる知的伝統を築いたのか。ながらく南原の著作と向き合ってきた著者が、その政治哲学の特質を原理的に探究し、時代との関わりや現代的意義を考察した論文集。
目次
第1部 原理(南原繁における「学的世界観」と政治哲学)
第2部 時代(ファシズム下の南原繁―時代を撃つ学問;南原繁における敗戦の「神義論」と戦後体制構想)
第3部 遺産(南原繁と丸山眞男―交錯と分岐;近代日本と批判主義的政治学;「国を愛する」ということ―内村・新渡戸・南原からの問い)
著者等紹介
加藤節[カトウタカシ]
1944年長野県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。現在、成蹊大学名誉教授。専攻は政治学史・政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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