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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
天喰郎
1
国、発注者、事業者の三者のうち事故責任をとったのは事業者。内情を知ると事故が起きて当然という酷い状態。ただ、安全構築という面から見ると国と発注者の都合による環境悪化も多大に責任はある。高い視点の立場から見れば安全構築について色々と考えさせられる内容だと思うし、責任がある立場に立つ人間は是非とも読んで欲しい。下っ端の私としては知識・知恵をつけて、安全ではない場所と判断したら逃げることを肝に銘じよう2025/09/30
takao
1
ふむ2022/05/07
yu01
1
2005年刊。事故の要因を、作業者(故人)の過失ではなく、国の政策である核燃料サイクル計画、動燃の高速増殖炉・新型転換炉、その燃料を下請けする住友金属鉱山子会社JCOの相互関係の中での安全管理体制の過失としてとらえており、全容がわかりやすい。また、5年間の取材の成果として各関係者の意図にまで踏み込んだ記述が特徴的。細部と関係にこだわるからこそ「東海村臨界事故は、「特殊」な事故ではなく、どこでも起こりうる構造を持っていた」という最後部の言葉に重みがあると思う。これぞ、ジャーナリストの仕事、という感があった。2013/03/30
小心
1
やはり原子力は爆弾としてこそその価値を発揮するもの。人間が押さえ込んで上手に飼いならせるものではなかったのね。首輪をつけて、爪を抜いて、檻に閉じ込めて、いざとなったら銃があるから大丈夫だよねって。でも首輪は外れ、檻も壊され、頼みの銃には弾が入ってなかった、今の福島はそんな状況?2011/06/22
瀧本往人
0
あらためて事故の原因を検証する本書を読むと、とにかく「唖然」とする。これを読んでしまうと、とても「モノづくり大国」なんていう言葉は使えなくなる。http://ameblo.jp/ohjing/entry-11484686477.html2013/03/07




