デヴィッド・ボウイ―無(ナシング)を歌った男

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デヴィッド・ボウイ―無(ナシング)を歌った男

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  • サイズ A5判/ページ数 646p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000240611
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

出版社内容情報

誘惑する異星人か、ロック共同体の救世主か、はたまた死者を連れた亡霊か--。ロックとロックならざるものの境界を、変幻するスタイルでラディカルに問いつづけたボウイ。多彩な煌めきを曳いて流れたその星(スター)の軌跡に、或る一貫した「作家性」を認め、綿密な作品批評を通してひとつの稀代の美学・思想として読み解く。渾身の作家論。

内容説明

ボウイという思想/晩年様式としてのロック。誘惑する異星人か、ロック共同体の救世主か、はたまた死者を連れた亡霊か―。ロックとロックならざるものの境界を、変幻するスタイルでラディカルに問いつづけたボウイ。多彩な煌めきを曳いて流れたその星の軌跡に、或る一貫した「作家性」を認め、綿密な作品批評を通してひとつの稀代の美学・思想として読み解く。渾身の作家論。

目次

第1部 途上にて
第2部 ジギー・スターダストの受難
第3部 アメリカに落ちて来た男
第4部 ベルリン生息、70年代への訣別
第5部 星の上昇と没落
第6部 前衛への復帰
第7部 さまざまな晩年のスタイル
第8部 後の生

著者等紹介

田中純[タナカジュン]
1960年宮城県仙台市生まれ。千葉県で育つ。東京大学教養学部および同大学院総合文化研究科でドイツ研究を学ぶ。博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は表象文化論。近現代の思想史・文化史のほか、さまざまな芸術ジャンルの作品を縦横に論じる。著書に、『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、サントリー学芸賞)、『都市の詩学―場所の記憶と徴候』(東京大学出版会、芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『政治の美学―権力と表象』(東京大学出版会、毎日出版文化賞)などがある。2010年、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaoru

64
索引を含め600ページを超える力作。ボウイの楽曲の全ての歌詞を分析してそれに隠された意味や当時の社会情勢まで描く。若い頃チベット仏教に傾倒し、ポップスターとなった後も変幻自在に自分を作り替えたボウイ。『ベルリン3部作』が大好きで『レッツ・ダンス』以降はあまり良く知らない私だが彼の歩みを振り返ることができて良かった。インタビューが各所に引用されているのも嬉しい。世界での自らの立ち位置を常に意識しつつ「関心は来世ではなく、死に至る期間のみにある」と言った彼のスピリチャルなものへの傾倒など、この稀に見る才能を⇒2021/06/22

井月 奎(いづき けい)

38
アルバムや曲をつぶさに見つめて、歌詞やメロディ、コード進行や発音からすらも意味を見だそうとする著者の努力はまったく成功しています。ボウイへの、ボウイの歌への愛おしさが自らのなかに満ち溢れ、ボウイが感じたであろう虚無や苦しみに同化して、そこから慈しみをえようともがく。私にはそういう読書になりました。ボウイがいたことへの喜びと驚き、ボウイのいなくなったことへの悲しみと戸惑い。私は一生ボウイを見つめて生きていくのでしょう。2021/09/02

まさ☆( ^ω^ )♬

13
もの凄く読み応えがあった。アルバムを聴きながら読んだりもしてたので、3ヶ月くらいかかってしまった。ボウイ論の決定版と言える素晴らしい内容だった。一読してからアルバムを聴き直すと全く違う音楽に聴こえる。特に、90年代〜The Next Dayが出る前までのボウイは余り聴いていなかったのだが、本書を読みながら聴き直すと、どのアルバムも良く、リアルタイムにちゃんと聴いていなかった事を後悔。余りの深さに理解できない箇所も多々あったので、またアルバムを聴きながら、ジックリ噛みしめながら読み返そうと思う。大満足!2024/02/15

タイコウチ

8
積読本の年末整理その3。拾い読みだけで通読できたわけではないのだけれど、面白本であることは間違いなく、また折を見て拾い読みしよう。著者の「発明」というわけでもないのだろうが、著者によるボウイの歌詞の部分翻訳に、カタカナで英語の読みが振り仮名として付記されており、曲を知っていれば、歌詞の内容を日本語できちんと確認しつつ、メロディに乗せてボウイの歌いぶりを脳内で再生できるという画期的な洋楽評論へのアプローチ。膨大な資料が参照されており、時系列を追ってボウイの思索と作品構築/演奏の跡を詳細にたどることができる。2021/12/31

Koki Miyachi

3
デヴィッド・ボウイ研究の決定版と言ってもよいのではないか。(そんなに色々読んだワケではないが。。)楽曲の内容について、深く掘り下げた考察が秀逸だと思う。時代の変遷に沿ってアルバムごとに章立てがあり、詳細な解説があるので、アルバムを聴きながらボウイの世界に耽溺するといった贅沢な楽しみ方もできる。ボウイ好きなら手元にぜひ一冊。2021/05/29

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