出版社内容情報
大切にしているものは何か,人間関係のありかたは,過去と今の生活をどのように結びつけているのか―著者が長年にわたって出会った病棟でのお年寄りたちの暮らしを細やかに再現し,その世界を解き明かしていく.
内容説明
本格的な高齢社会をむかえて、痴呆のお年寄りの数は増えていくと予測されている。彼ら、彼女らは、どのような世界を創りあげているのだろうか。痴呆病棟で著者が出会ったお年寄りたちの暮らしを細やかに再現することにより、何を大切にしているのか、人間関係のありかたは、過去と今の生活をどのように結びつけているのかを解き明かしていく。
目次
第1章 フィクションを生きる老人たち(亭主は厄介者か?かわいいひとか?;私のパートナー、僕のパートナー)
第2章 世間という社会(仲間たちと世間さま;ウチとソト)
第3章 それぞれが抱える事情(お友だちプレステージ;放浪こそ我が人生)
第4章 会話アラカルト(エンドレス・ストーリー;会話はフィーリング ほか)
第5章 行動は語る(「さわる」行為の不思議さ;裏技の開発 ほか)
著者等紹介
阿保順子[アボジュンコ]
1949年弘前市に生まれる。1970年日本赤十字中央女子短期大学(現在の日本赤十字看護大学)卒業、同年より日本赤十字中央病院などに看護師として勤務。その後、厚生病院附属高等看護学院に看護教員として勤務。在任中の1979年、慶応義塾大学通信教育部を卒業。1981年より弘前大学医療技術短期大学部看護学科非常勤講師。その間1992年弘前大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1993年より東日本学園大学(現在の北海道医療大学)看護福祉学部に勤務。現在、北海道医療大学看護福祉学部教授
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