誰がアレクサンドロスを殺したのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 360,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000237758
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0022

出版社内容情報

暑いさなかに急死した大王の遺体が腐らないのはなぜ?病死なのか?毒殺の可能性は?アテネの勃興から大王の死に至る歴史を縦軸に、人物のエピソードを横軸にして、病理学者が推理する長編ノンフィクション。

内容説明

アテネの勃興から大王の遠征と死に至る歴史を縦軸に、ソクラテス、プラトン、アリストテレスの思想とエピソードを横軸にして、病理学者が解き明かす長編歴史ノンフィクション・ミステリー。

目次

第1部 アテネの興亡(プロローグ;プラトンの恋;ペリクレスの平和;疫病;ソクラテス)
第2部 政治の季節(三十人政権;反動;シラクサ;ディオゲネス;失われた革命)
第3部 マケドニアの嵐(マケドニア;旅立ち;王帥;文字;リュケイオン)
第4章 運命の転回(東征;逆風;晩年;書物;エピローグ)

著者等紹介

難波紘二[ナンバコウジ]
1941年広島市生まれ。広島大学医学部大学院博士課程修了。呉共済病院で臨床病理科初代科長として勤務。NIH国際奨学生に選ばれ米国NIH Cancer Centerの病理部に2年間留学し、血液病理学を研鑽。広島大学総合科学部教授となり、倫理学、生命倫理学へも研究の幅を広げ、現在、広島大学名誉教授。自宅に「鹿鳴荘病理研究所」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読み人

1
まずは一気読み。前4世紀の地中海世界。戦いと謀略と暗殺。詳細な当時の地図と年表を頼りに読みました。”発見”を契機に7年もの資料探索を経て著された本なので、今後も関連書籍を読みつつ再読、再々読を楽しむつもりです。2014/11/05

通行止め

0
古代ギリシャ文明に興味のある人にはとても読み応えのある本。ソクラテスの時代やら大王死後のディアドコイ戦争から中世の時代に至るまで書かれていて情報量がすごい。カサンドロスはアレクサンドロスにとって母と嫁と息子の仇で、この本の通り大王本人も殺したんだとすると憎んでも憎みきれんな。アレクサンドロスからすると。2017/12/13

めぐみこ

0
ちょっと論旨が散漫としてるかな。特に、哲学に途中かなり紙幅がさかれているため、病理学者が医学的に考察する本を期待していたら興が削がれる。ソクラテスとプラトンはさわりだけで良かったのでは。ディオゲネス好きとしては美味しかったけど。「遺伝子の川」という考えを初めて知った。「創造され、伝達される文化」か…。2012/06/28

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