ダール、デモクラシーを語る

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000237673
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0031

内容説明

政治学の泰斗ロバート・A.ダールがロング・インタヴューにこたえて語ったデモクラシー論。とめどない経済のグローバル化と9・11以降の世界政治が、いまデモクラシーに突きつけている課題とは何か?気鋭のイタリア人ジャーナリストが繰り出す問いに、デモクラシーの理論家が自らの思索を真摯に語る。自身の歩んだ道や学問形成、個人史のエピソードにもふれた本書は、ダールの学問・思想を知るうえでも、またとない1冊。

目次

多元主義かポリアーキーか
『統治するのは誰か?』
学問的先達―プラトンからシュンペーターまで
ハイエクとトクヴィルの誤り
資本主義とデモクラシー、倫理と利害衝突
ポピュリズムと社会主義の間で
マッカーシズムの時代
もしデモクラシーが戦争をするならば
世界国家の不在
デモクラシーと規模の“難問”〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taming_sfc

1
ダールとボセッティによるデモクラシーおよび多元主義に関する対談を本にまとめたもの。対談なので、学術的に深い議論にまでは踏み込めていないが、ダール初学者がダールの考えに触れるには、読みやすいと思われる。私としての一番の驚きは、伊藤武先生が訳されているということ。こういう仕事は、ものすごく大切。2019/04/24

遠山太郎

0
1)デモクラシーの理論家語る。国連・市場・公正・討議などなど伊ジャーナリストが詳細に聞いたため優れた内容になった。デモクラシーは、ある人間集団にとっての根本的な利害を明確にすること、それが維持され保護され増進されるような方法を追及することを可能にしてくれる統治形態。1900年独立国49のうち民主国家6。現在86国。9・11、ベルルスコーニ後のイタリアで。後半の集中討論、英米中道が現在に参考になるか。1<デモクラシー>理念(純粋型)・実際・歴史変化。結社の方針を決定する際に平等であること=政治的平等2012/10/05

0
「政治学を概観する最初の書物としても薦められる」との言葉を受け。厳密に理論が展開されているわけではないので、政治学の学習が進んだ後に再度読み返す。2012/08/03

やなぎ

0
デモクラシー論の現代における主要な論者の一人、ダールの対談本。話言葉なので、やや翻訳が読みにくい印象。内容面でもあまり迫るような議論はなかった。2021/06/02

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