誰も知らないイタリアの小さなホスピス

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000237659
  • NDC分類 498.16
  • Cコード C0036

内容説明

「死はスイートなものよ」。イタリアで、末期がん患者のための訪問看護ヴォランティア組織を立ち上げた女性・アンナの言葉に衝撃を受けた著者は、彼女を支え、取り巻く人々と、その夢の実現―ホスピス建設に向けての歳月に寄り添うことになった。イタリアと日本という、国と風土の違いを超えて伝わってくる「看取り」の心とは?ひとりの美大教師の手になるユニークなホスピス紹介。

目次

序章 もうひとつの時間
1章 出会いと誘い(ある夏の夕べ;アーゾロの夕焼け ほか)
2章 ホスピスを支えるもの(「アドヴァル」の成り立ち;寄り添いの間合い ほか)
3章 感動をかたちにかえて(アーメンさんの絵;俳句の効能 ほか)
終章 「ターミナル・アート」の時代

著者等紹介

横川善正[ヨコガワヨシマサ]
1949年生まれ。金沢美術工芸大学教授(英国文芸、デザイン史)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

爽夏@新潮100冊*中四国

7
『アドヴァル』というイタリアのホスピスを舞台に描かれる本作品。アドヴァルを創ったアンナの優しく力強いことばに何度も心を掴まれた。「死はスイートなものよ」と語るアンナ。印象的な言葉が多く、読み直して刻みたいです。2015/08/04

井上岳一

1
小さなホスピスをつくろうと思っている。でもどこから始めるべきか。そう思って情報を集める中で出会ったのがこの本。夫の早すぎる死をきっかけに,ターミナルケアのボランティアを組織し,12床の小さなホスピスを建てた一人の女性の実践の物語。「死はスイートなものよ」という彼女の言葉の背後にある深さ。トレヴィーゾという町を見てみたくなった。2015/03/11

さっこ

0
静かで、つつましい生活を選び取った人々によって、フレスコ画やすいしゃにしょうちょうされる土地固有の生活美が、豊かな自然のなかで守り育てられてきたのであった。2018/09/27

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