出版社内容情報
現在の危機を歴史の再考から捉えなおす、現代アメリカの水先案内人による勇気と希望のエッセイ集。
内容説明
「ものごとに真の名前をつけることは、どんな蛮行や腐敗があるのか―または、何が重要で可能であるのか―を、さらけ出すことである。そして、ストーリーや名前を変え、新しい名前や言葉やフレーズを考案して普及させることは、世界を変える作業の鍵となる。解放のプロジェクトには、新しい言葉を作り出すか、それまで知られていなかった言葉をもっとよく使われるようにすることが含まれている。」現在の危機を歴史から再考し、すりかえや冷笑に抗い、予測不能な未来への希望を見いだす。勇気のエッセイ集。アメリカで、全米図書賞ロングリスト選出、カーカス賞受賞、フォワード・インディーズ・エディターズ・チョイス賞受賞の話題作(いずれもノンフィクション部門)。
目次
1 大統領選挙の破壊的影響(ドナルド・トランプの孤独;ミソジニーの標石 ほか)
2 アメリカに渦巻いている感情(孤立のイデオロギー;無邪気な冷笑家たち ほか)
3 アメリカの境界(気候変動は暴力だ;国の土台に流された血 ほか)
4 可能性(ブレイク・ザ・ストーリー;悲しみのなかの希望 ほか)
著者等紹介
ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ] [Solnit,Rebecca]
1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題や人権、反戦などの運動に参加。1988年より文筆活動を始める。写真家のエドワード・マイブリッジ伝River of Shadowsにより、2004年、全米批評家協会賞を受賞。著書多数
渡辺由佳里[ワタナベユカリ]
エッセイスト、洋書レヴュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者。書評ブログサイト「洋書ファンクラブ」主宰。兵庫県出身、アメリカのボストン近郊在住。2001年、『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
白玉あずき
けんとまん1007
ネギっ子gen
きいち