出版社内容情報
地方分権とは、新たな価値体系の中で構築される創造的な政策である。第二次分権改革の事務方を務めた著者が地方自治の歴史を分権改革の経緯をたどり、課題と指針を示す。地方分権の理念と実践を考えるための必読書。
内容説明
地方分権とは利害を調整する政策ではなく、新たな価値体系の中で模索される創造的な政策である。右肩上がりの成長の時代を終え、少子高齢化の中で大きな転換期にある日本。明治以降の中央集権による地方自治の歴史と分権改革の経緯をたどり、地方分権の必然性を浮かび上がらせる。地方分権改革推進委員会事務局長を務めた著者が、第二次分権改革までの成果と課題を明らかにし、今後の指針を示す。地方分権の理念と実践を考えるための必読書。
目次
第1章 近代日本の地方自治・地方分権
第2章 第二次地方分権改革と道州制議論
第3章 民主党連立政権下での地域主権議論
第4章 創造的政策としての地方分権
第5章 地方分権改革の各論的争点
終わりに 二一世紀の地方分権改革の羅針盤
著者等紹介
宮脇淳[ミヤワキアツシ]
1956年生まれ。日本大学法学部卒業。参議院事務局、経済企画庁物価局物価調査課、株式会社日本総合研究所主任研究員を経て、1996年北海道大学大学院法学研究科教授、2005年より同大学公共政策大学院教授。2007~2009年地方分権改革推進委員会事務局長を務める。専攻は、行政学、政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 考え方を変えるヒント