生命の研究はどこまで自由か―科学者との対話から

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000236904
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

生命現象の本質に迫る生命科学は科学者の行動を縛る必要を社会に再認識させた。研究の自由と制約の原理とは何か? 科学に内在した倫理は存在しうるのか? 池内了、長谷川眞理子、勝木元也、田川陽一との対話を通して考える。

内容説明

生命現象の本質に迫る生命科学の衝撃は、私たちに新しい未来の可能性を拓く一方で、様々な倫理的摩擦を生んでいる。「生命科学の世紀」とも呼ばれる現代、生命の研究とどのように向き合うべきなのか。池内了、長谷川眞理子、勝木元也、田川陽一という四人の科学者との対話を通して、科学と社会の関係を問い直す。

目次

第1章 科学者の自律と責任とは―池内了氏との対話から
第2章 進化生物学からみた科学と人間―長谷川眞理子氏との対話から
第3章 分子生物学の射程と大学の復権―勝木元也氏との対話から
第4章 発生工学と「議論好き」の両立―田川陽一氏との対話から

著者等紹介

〓島次郎[ヌデシマジロウ]
1960年生まれ。生命倫理政策研究会共同代表。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。三菱化学生命科学研究所社会生命科学研究室長、科学技術文明研究所主任研究員などを経て現在に至る。専門は、生命科学・医学の研究と臨床応用を中心にした科学政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

3
13-87 赤33 ☆ぬで島先生イワク科学と宗教…近代科学の歴史は、宗教(主にキリスト)からの自立の歴史だった。だがそれは、精神世界(の探求)からの、事象世界(の探求)の分離であったのではない。新たな価値の探求に関わる、新たな精神世界の分離独立だったとみるべきである。ある事象について知りたい、解明したいと思えば、世間や戒律がどう指弾しようとも、意に介さず解明に向けて励む、という精神=価値の独立である。何かの役に立つからではなく、知りたいがために知るという自己完結的な精神の解放。それが科学の自立である。・拝2010/05/15

cochon_voyage

0
最先端の研究者は生殖医療には倫理面からけっこう否定的だってことがわかって、ちょっとホッとしたような・・・2010/08/27

ファーストフラッシュ

0
面白かった。図書館でかりたが、買ってもう一度読む。2018/08/06

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