出版社内容情報
世界の人々の苦しみの声を,私たちは知らなければならない.世界的に活躍するジャーナリストが,イラク,アフガニスタン,インドネシア,オーストラリアの現場から送る衝撃のレポート.新しい帝国主義の実態とは.
内容説明
今日の欺瞞に満ちた「情報」の裏には、どのような構造が隠され、世界はどのように支配されているのか。グローバル経済が後押しした虐殺、米英政府の虚妄の言、メディアによるプロパガンダ、隠された人種弾圧…。世界的に活躍するジャーナリストが、インドネシア、イラク、アフガニスタン、オーストラリアの現場から送る衝撃のレポート。世界の人々の苦しみの声を、人権の真の意味を、私たちは知らなければならない。
目次
1 優等生(世銀の優等生インドネシアで働く人々;スハルト体制を支持し続けた力 ほか)
2 代償を支払う(湾岸戦争は核戦争だった;子どもたちを死に追いやる経済制裁 ほか)
3 グレートゲーム(ベトナムからイラクまで;平和的な解決の道はあった ほか)
4 選ばれた者たち(オリンピック目前に隠されたアボリジニーの現実;自殺するアボリジニーの若者たち ほか)
著者等紹介
ピルジャー,ジョン[ピルジャー,ジョン][Pilger,John]
オーストラリア生まれ。世界中の、とくに戦場での取材に対して、英国のジャーナリストに贈られるもっとも栄誉ある賞、ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤーを2度受賞。ドキュメンタリー・フィルム製作に対しては、フランスの「国境なき記者団」(Reporter sans Fronti`eres)賞、米国のエミー賞、英国のリチャード・ディンブルビー賞を受賞。ロンドン在住
井上礼子[イノウエレイコ]
1946年生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。現在、アジア太平洋資料センター共同代表
村井吉敬[ムライヨシノリ]
1943年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、上智大学外国語学部教授、アジア太平洋資料センター理事
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