自殺が減ったまち―秋田県の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234313
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本で最も自殺率の高い地域・秋田県。その秋田県に「自殺が減ったまち」がある。自殺はなぜ減ったのか?
6年間にわたって行われた、かつてない規模の自殺予防プロジェクトとは?
中心にいた著者自らその全貌を明らかにし、自殺予防対策の最前線を鮮やかに描き出す。
社会問題化した「自殺」を考える上での必読書。

内容説明

日本で最も自殺率の高い地域・秋田県。その秋田県に「自殺が減ったまち」があった。秋田の自殺率が高いのはなぜ?自殺が減ったのはどうして?自殺予防って具体的に何をするの?私にもできることなんてあるの?誰もが気になる疑問に、秋田県での取り組みの中心人物が答える。誰もが安心して悩める社会をつくるために。

目次

第1章 自殺は防ぐことができるのか?―公衆衛生学から考える(自殺対策基本法はなぜ必要とされたのか?;自殺は個人の問題なのか? ほか)
第2章 “秋田県=自殺率ワースト1”という現実(高い自殺率、その実態;身近に自殺した人が多すぎる ほか)
第3章 自殺予防最前線―地域づくりが自殺を防ぐ(日本一の汚名返上を―「健康秋田21」の取り組み;自殺予防モデル事業が始まった ほか)
第4章 安心して助けを求められる環境をつくる(「自殺問題に取り組むことが自殺を増やす」という誤解;「蜘蛛の糸」―倒産した経営者の自殺を防ぐ ほか)
第5章 残された課題、これからすべきこと(自殺者の多い大都市において必要な対策は何か?;届かぬ叫び―必要となる自殺未遂者へのケア ほか)

著者等紹介

本橋豊[モトハシユタカ]
1954年東京都生まれ。秋田大学医学部教授(社会環境医学講座)。専門は公衆衛生学、地域における自殺予防。1980年東京医科歯科大学医学部医学科卒業、1984年同大大学院医学研究科修了(医学博士)。東京医科歯科大学医学部助教授を経て、1996年より現職。秋田大学自殺予防研究プロジェクトの中心となり、秋田県の自殺予防対策に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たんたん麺

15
死にたいと思っていた。図書館でふと手にとった。自殺について真剣にとりくんでいる人がいてもう少し生きてみようと思った。2014/07/06

Humbaba

4
生きる理由。それは個人に大きく依存する部分があることは否定出来ない。しかし、生きる理由を見失ってしまうことが個人だけの問題かといえば、そんなことはない。複数の分野が互いにサポートしていくことで、生きる理由を見失ってしまうことは防ぐことが可能である。2014/07/07

貧家ピー

1
自殺率日本一の秋田県の取り組み。 地域作りと自殺予防 隣近所・行政と地域・職場と家庭など、人と人の繋がりを重視。 医者・弁護士など、異業種間ネットワークを作るなど、多重債務者救済ネットワークを作る。 2007/08/16

紅円

1
レポートで使ったのをきっかけに。人口10万人あたりの自殺率が47都道府県中1位である秋田県が自殺減少に向けて、県内の内情や、具体的にどのような取り組みを行ってきたのかをデータを用いながらまとめています。まだ自殺率の順位に変動は無いですが、自殺者数は減少し、取り組みの効果は現れているようで、地域としての自殺対策の取り組みについて考えることができました。2012/02/21

石田 正直

0
具体的なとり組みが書いたあったのでよかった2017/09/20

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