出版社内容情報
日本で最も自殺率の高い地域・秋田県。その秋田県に「自殺が減ったまち」がある。自殺はなぜ減ったのか?
6年間にわたって行われた、かつてない規模の自殺予防プロジェクトとは?
中心にいた著者自らその全貌を明らかにし、自殺予防対策の最前線を鮮やかに描き出す。
社会問題化した「自殺」を考える上での必読書。
内容説明
日本で最も自殺率の高い地域・秋田県。その秋田県に「自殺が減ったまち」があった。秋田の自殺率が高いのはなぜ?自殺が減ったのはどうして?自殺予防って具体的に何をするの?私にもできることなんてあるの?誰もが気になる疑問に、秋田県での取り組みの中心人物が答える。誰もが安心して悩める社会をつくるために。
目次
第1章 自殺は防ぐことができるのか?―公衆衛生学から考える(自殺対策基本法はなぜ必要とされたのか?;自殺は個人の問題なのか? ほか)
第2章 “秋田県=自殺率ワースト1”という現実(高い自殺率、その実態;身近に自殺した人が多すぎる ほか)
第3章 自殺予防最前線―地域づくりが自殺を防ぐ(日本一の汚名返上を―「健康秋田21」の取り組み;自殺予防モデル事業が始まった ほか)
第4章 安心して助けを求められる環境をつくる(「自殺問題に取り組むことが自殺を増やす」という誤解;「蜘蛛の糸」―倒産した経営者の自殺を防ぐ ほか)
第5章 残された課題、これからすべきこと(自殺者の多い大都市において必要な対策は何か?;届かぬ叫び―必要となる自殺未遂者へのケア ほか)
著者等紹介
本橋豊[モトハシユタカ]
1954年東京都生まれ。秋田大学医学部教授(社会環境医学講座)。専門は公衆衛生学、地域における自殺予防。1980年東京医科歯科大学医学部医学科卒業、1984年同大大学院医学研究科修了(医学博士)。東京医科歯科大学医学部助教授を経て、1996年より現職。秋田大学自殺予防研究プロジェクトの中心となり、秋田県の自殺予防対策に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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