出版社内容情報
近年,中国では戦国時代から秦・漢にかけての出土資料の発見が相次ぎ,諸子百家の思想についての書き換えが進んでいる.新出土資料発見の画期的な意義と,人間の本性についての新説等その解説の成果をわかりやすく紹介する.
内容説明
近年、中国では戦国時代から秦・漢にかけての出土資料の発見が相次ぎ、孔子・老子ら諸子百家の思想についての通説の見直しが迫られている。画期的な新出土資料発見の経緯を述べながら、これらの資料の解読によってわかってきた、古代の文字と書物の形態をはじめ、運命・宿命と人為、人間の本性、孔子教団と政治、『老子』と道家思想、孔子と『易』など、中国思想の重要なテーマをめぐる成果をわかりやすく紹介する。
目次
第1章 諸子百家と新出土資料
第2章 諸子百家の時代の文字と書物
第3章 天と人との距離
第4章 人間の本性は善か悪か
第5章 孔子の教えは政治の役に立つか
第6章 老子と道家
第7章 孔子は『易』を学んだか
著者等紹介
浅野裕一[アサノユウイチ]
1946年生まれ。東北大学大学院環境科学研究科教授。中国哲学専攻
湯浅邦弘[ユアサクニヒロ]
1957年生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。中国哲学専攻
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