出版社内容情報
冷戦後,なぜ戦争の形態は変貌したか.戦争の脅威が更に高まる要因とは何か.気鋭の平和研究者が,諸紛争の背後に暴力の連鎖の必然性を見出し,同時に戦争を阻止する方途を展望した.9.11事件を理解する必読書.
内容説明
冷戦終結後、軍事革命とグローバリゼーションの下で戦争は劇的に変貌した。旧来の戦争イメージでは、「新しい戦争」を認識できない。本書は、気鋭の平和研究者が、地球規模の諸紛争を分析し、新たな戦争を定式化した注目の書。そして戦争阻止の方途を展望した論点は、今まさに現実世界の中で試されようとしている。九・一一事件を分析した日本語版新稿も収録。
目次
第1章 序論
第2章 旧い戦争
第3章 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ―「新しい戦争」の事例研究
第4章 「新しい戦争」の政治
第5章 グローバル化した戦争経済
第6章 コスモポリタン・アプローチへ向けて
第7章 ガヴァナンス・正統性・安全保障
補章
「新たな」新しい戦争―日本語版へのエピローグ
著者等紹介
カルドー,メアリー[カルドー,メアリー]
1946年生まれ。サセックス大学を経て、現在はロンドン大学・グローバルガバナンス研究センター教授。専攻=国際関係論・世界市民社会論。冷戦期には欧州反核運動のリーダーの一人であり、近年は平和秩序創造のためにグローバルな市民の拠点を構築するという学問的実践的観点から、コソヴォにおける人権回復を求める活動等にも参加
山本武彦[ヤマモトタケヒコ]
1943年生まれ。静岡県立大学教授を経て、現在は早稲田大学教授。専攻=国際政治学
渡部正樹[ワタベマサキ]
1973年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学大学院修士課程修了。現在、国際協力銀行北京事務所駐在員
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感想・レビュー
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てっき
Quijimna
ようへい
crow_henmi