出版社内容情報
愛する孫たちに,人間の生き方をどう語るか.「ジイちゃんの賞味期限は?」と聞かれて何と答えるか.剛直かつ悠然たる姿勢を崩さない作家が,少年期の出会い,父に学んだ金銭哲学などをまじえて自らの人生観をつづる.
内容説明
日々をどう充実させて「老い」を生きるか。
目次
1 ココロコロコロ
2 生かされている自分
3 お金という魔物
4 老いを生きる
5 孫との向き合い方
著者等紹介
藤本義一[フジモトギイチ]
1933年、大阪府に生まれる。1958年、大阪府立大学経済学部卒業。宝塚映画に入社し、「駅前シリーズ」などのシナリオ執筆を経て、1962年、独立。1974年、「鬼の詩」で直木賞受賞。1965-90年、テレビ番組「11PM」の大阪側司会者。作家、エッセイストとして活躍中。著書に『鬼の詩・上方苦界草子』(ファラオ企画)、『平成人間カルテ・こころの休日』(経済界)ほか多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
9
面白い作品(哲学的)。その日が楽しいか楽しくないかの違いだそうだ2019/10/06
還暦院erk
5
蔵書。手に入れてだいぶ経ってから読んだ。軽めの熟年向けエッセイかと思ったが戦争体験など骨のあるテーマが多くて充実の読後感。ノートに記しておきたい言葉を沢山見つけることが出来た。ブリキ屋さんのエピに頭を垂れた。真面目な勤労青年を粗末にするような「国」は滅びる。昔も、おそらくこれからも。合掌。2015/06/01
Sugaya Masaki
2
人は人との関わりの中で成長できないとつくづく思う。「ココロコロコロ」が印象に残った言葉。2017/09/18
あじさい
1
剛直な藤本義一さんが、お孫さんとのふれ合いの中で見せる姿に涙が溢れました。2012/12/02
多読多量連投が日課だった
0
小説よりこう言うのがこの人は面白い。2017/04/21