出版社内容情報
漱石の時代に誕生した文明開化の古典「熟語本位英和中辞典」を校閲する。1,700頁余の精読から見えてきたものは何か。
内容説明
100年余前の斎藤秀三郎『熟語本位英和中辞典』を校閲―長年の英和辞典研究と学習英和辞典の編纂経験をもって臨んだ、1700頁余の精読から見えてきたものは何か。欽定訳聖書・シェイクスピアから後の受験英語まで、都々逸・漢籍から文明開化まで、日本語と英語の妙技を読み解く。「伝説の辞書」の魅力と校閲の舞台裏。
目次
序章 校注とはどんな仕事?
第1章 『熟語本位』はどんな辞書か
第2章 斎藤と辞書作り
第3章 今に生きる『熟語本位』の記述
第4章 用例の出典をさぐる
第5章 受験英語の原点
第6章 成句・諺の妙
著者等紹介
八木克正[ヤギカツマサ]
1944年、兵庫県生まれ。関西学院大学名誉教授。博士(言語コミュニケーション文化)。専門は英語学、英語のフレイジオロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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