内容説明
東京市長・後藤新平(1857‐1929)がニューヨーク市政調査会をモデルとして創立した東京市政調査会。ここが1925年以来発行する雑誌『都市問題』は、都市問題・自治体問題をどのように捉え、論じてきたのか。同時代をいかに認識し、改革の将来像を描いたのか。通巻百巻を機に進められた共同研究の成果。
目次
1 『都市問題』にみる都市問題・概観
2 地方自治と地方制度改革
3 東京市の人事行政―その実態と改革論
4 地方財政―両税委譲論の隆盛と挫折
5 公益事業をめぐる相剋と公益企業法案
6 都市計画事業―財源、土地区画整理、「不燃焼都市」
7 公衆衛生―母子保健、塵芥屎尿処理、結核
8 戦時体制下の市民生活と町内会
9 都市経営論―池田宏と関一を中心に
著者等紹介
新藤宗幸[シンドウムネユキ]
1946年生まれ。千葉大学法経学部教授
松本克夫[マツモトヨシオ]
1946年生まれ。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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