内容説明
ダムが水害を引き起こす!?2003年8月、ダム決壊を警告するサイレンが二風谷の住民を震え上がらせた。著者は、北海道の川への徹底的な現状調査で、ダムそのものが引き起こしているさまざまな問題を浮き彫りにしてゆく。いま深い説得力をもって、ダム行政に警鐘を鳴らす。
目次
第1章 遊楽部川に魅せられて
第2章 二風谷ダム決壊
第3章 川が壊れる、山が壊れる
第4章 自作自演の災害―ダムという仕組み
第5章 サケが殺された―生命育む川の仕組み
おわりに―遊楽部川の夢
著者等紹介
稗田一俊[ヒエダカズトシ]
カメラマン。1948年福岡県吉井町生まれ。1972年東京水産大学大学増殖学科卒。NPO「地域学習センターゆーらっぷ」(理事)(社)「北海道自然保護協会」(理事)「遊楽部川の自然を守る会」(代表)。水中撮影専門の映画会社を経て、フリーランスカメラマンとなり、1976年に東京多摩川でヤマメの自然産卵の撮影後(科学朝日:朝日新聞社)、1977年に遊楽部川でサケの撮影(アサヒグラフ:朝日新聞社)を手がけ、その後、北海道渡島支庁管内八雲町に定住した。写真の他、デジタルビデオ撮影も手がけている。子ども向けの図鑑や学習誌、教科書などに載せる川魚や川を巡る動植物などの写真撮影の他、教材CD‐ROMや教材ビデオ・DVDの撮影を手がけている。野外撮影の他、水槽撮影、標本撮影も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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