出版社内容情報
世界最古の木造建築・法隆寺をはじめ、日本に多くの歴史的建造物が現存する背後には、維持管理のための不断の営みがあった。式年造替から遷都にともなう移築、被災からの復興、応急処置に至るまで、日本古来のメンテナンスをめぐる体制・技術・理念を通覧。多彩な継承の歴史を繙き、未来へと紡ぐ、画期的な建築思想史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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建築メンテナンスの歴史―最古の木造建築・法隆寺の事例 いかに受け継ぐか: ライフサイクルと修理サイクル 神社建築の式年造替 一代限りから恒久化へ 歴史と社会: 修理への目覚め―奈良→平安 新技術の修理への導入―鎌倉・室町 諸寺社・御所の再興と民家の長寿命化―戦乱→近世 文化財としての制度による保護―近代→現代 建築メンテナンスの思想史: マテリアルの継承 イメージ〈規範〉の継承 継承のなかの革新―流行への順応 応急措置の諸相 場所性の超越―建物・部材の移動による保存 拡張と縮退―変容しつつ継承される古建築2024/09/06
takao
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ふむ2024/08/31
Masataka Sakai
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データ本2025/02/03
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- 和書
- ドングリ・ドングラ