内容説明
途上国発展の成功と失敗の物語。開発独裁で成功した国、ガバナンスに失敗した国、「資源の呪い」を経験した国、ポピュリズムに陥った国、…。マレーシア、シンガポール、韓国、インドネシア、アルゼンチン、ガーナ、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、ブータン、日本の11カ国を検証しその答えを探究する。
目次
開発の旅
マレーシア:一次産品と経済発展
シンガポール:通商国家の構築と工業化
韓国:漢江の奇跡と産業構造の高度化
インドネシア:「資源の呪い」を超えて
アルゼンチン:ポピュリズムと経済発展
ガーナ:国家崩壊の更生の物語
スリランカ:「天国に一番近い国」の悲劇
バングラデシュ:貧困に喘ぐ「黄金のベンガル」
ネパール:開発の挫折
ブータン:公共政策としてのGNH(国民総幸福量)
戦後日本の高度成長:産業政策は成功したか
開発戦略と政策のナラティブ
著者等紹介
浅沼信爾[アサヌマシンジ]
1961年一橋大学経済学部卒業。(株)東京銀行、世界銀行エコノミスト、クーンロープ投資銀行極東代表事務所代表、世界銀行計画・予算局長、同アジア第1局局長、S.G.ウォーバーグ(現UBS銀行)取締役兼ウォーバーグ証券東京支店長、千葉工業大学教授、一橋大学教授を経て、一橋大学国際・公共政策大学院(アジア公共政策プログラム)客員教授および国際協力機構(JICA)客員専門員
小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1974年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、静岡県立大学国際関係学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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