言葉と主体―一般言語学の諸問題

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000229302
  • NDC分類 801
  • Cコード C0010

内容説明

幾多の思想家を触発してきた稀代の言語学者エミール・バンヴェニスト(1902‐76年)。『一般言語学の諸問題』第1巻の邦訳(みすず書房)から30年の時を経て、待望の第二論文集、完訳なる。

目次

第1部 言語学の変遷(構造主義と言語学;歴史を作る言語)
第2部 コミュニケーション(言語の記号学;言葉と人間の経験;発話行為の形態的装置)
第3部 構造と分析(言語の構造と社会の構造;類型論的一致;品詞転換のメカニズム;言語範疇の変形;ドイツ語前置詞vorの意味分析に向けて)
第4部 統語的機能(名詞複合の統語的基盤;名詞複合の新形式;助動詞的関係の構造)
第5部 言語の中の人間(現代フランス語における代理名詞と代名詞;言葉における形態と意味)
第6部 語彙と文化(教会用語のたどった道―ラテン語orarium;術語scientifiqueの成立過程;暴力的発話と婉曲的発話;フランス語における語彙的変化;都市国家の二つの言語的モデル)

著者等紹介

バンヴェニスト,エミール[バンヴェニスト,エミール] [Benveniste,Emile]
1902年、アレッポ(シリア)生まれ。パリ高等研究院でアントワーヌ・メイエに師事したあと、1927年から同研究院で教鞭を執る。1937年よりコレージュ・ド・フランス「比較文法」教授を務め、1961年にはクロード・レヴィ=ストロースらと『人間―フランス人類学雑誌』を創刊。1976年没

阿部宏[アベヒロシ]
1958年生まれ。1989年、学習院大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。博士(情報科学、東北大学)。現在、東北大学大学院文学研究科教授。専門は言語学、フランス語学、日仏英対照言語学

前島和也[マエジマカズヤ]
1960年生まれ。1995年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。言語学博士(パリ第7大学)。現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は一般言語学、フランス語学

川島浩一郎[カワシマコウイチロウ]
1967年生まれ。2001年、東京外国語大学地域文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(言語学、東京外国語大学)。現在、福岡大学人文学部教授。専門は言語学、フランス語学、日本語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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