出版社内容情報
現実に抗する構想力 ― その再生のために
世界が大きく揺れ動き、時代は未曾有の転換点を迎えている。 ― こうした言葉がレトリックではなく、実感として私たちに迫りくる現在、思考の向かうべき課題とはなにか。シリーズ「思考のフロンティア」の編集協力者たちが再結集し、危機的状況からの突破口をさぐる。五つのテーマをめぐって展開される白熱の討論。
内容説明
世界が大きく揺れ動き、時代は未曾有の転換点を迎えている―こうした言葉がレトリックではなく、実感として私たちに迫りくる現在、思考の向かうべき課題とはなにか。シリーズ「思考のフロンティア」の編集協力者たちが再結集し、危機的状況からの突破口をさぐる。構想力の再生に向け、五つのテーマをめぐって展開する白熱の討論。
目次
第1章 アジア/日本を貫く“近代”批判のために―歴史と現在にどう対峙するか
第2章 世俗と超越と―宗教性はなにをもたらすのか
第3章 暴力と自由のあいだ―近代の主権パラダイムをどう超えるのか
第4章 言語と法、人間の領域―正義はどこにあるのか
第5章 「公共的なもの」と社会的連帯―その限界と可能性
あとがきに代えて―夢と覚醒
著者等紹介
市野川容孝[イチノカワヤスタカ]
1964年生まれ。社会学。東京大学大学院総合文化研究科准教授
小森陽一[コモリヨウイチ]
1953年生まれ。日本近代文学。東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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