出版社内容情報
★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。
内容説明
自分自身の身体や感覚を使って感じる経験の少ない現代社会。そんな社会に生きる私たちの身体に大きな異変が起きているとしたら…。豊かさと便利さと引き換えに私たちが失ってしまったものは何か?感覚的混乱のなかにいる現代人の姿を描き出し、失われた感覚をとりもどすための方策を探る。
目次
触覚
嗅覚
聴覚
味覚
視覚
喪失から再生へ
著者等紹介
山下柚実[ヤマシタユミ]
1962年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。身体と社会との関わりに関心を持ち、美容整形、エイズ問題、五感などを取材。95年、『ショーン 横たわるエイズ・アクティビスト』にて第1回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。五感生活研究所代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林檎
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評価3.52015/10/21
みにころ
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大切にしたい感覚。興味深かったけど、もっともっと奥深く追求して欲しいとも思った。2012/11/07
やきいも
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現代の五感に対する意識、扱いを取材に基づいて、ドキュメンタリー調で触嗅聴味視覚と個々に記述され、五感を刺激する斬新なアイデアやそれを採用した商品の紹介がなされている。又現代人の五感の使い方(刺激のされ方)や感覚の鈍磨に対しての警鐘も見られ、多くの場合解決へのアプローチもセットで提示される ある説を唱える場合それを支持或いは指示するグラフやデータ、理解を助けるカラー写真が掲載されておりその数は少なくない その日"感じた"事を各感覚毎に書きだす五感日記や過去の記憶を五感という側面から想起する試みは面白い2012/03/09
じょん
0
触覚・嗅覚・聴覚・視覚・味覚 ・・・ 2009/02/15
maharasa
0
五感/感覚を使わなくとも、安全に暮らせる世の中を手にいれるために、進化した人間。要するに、便利を手にいれた結果、人間にもともと備わっていた偉大な五感を使わなくなり、多種多様な問題が生じてきている。その警告である。五感を使った食事として、ストーリーを持った食事を勧めていたりと、コミュニケーションの幅が五感によって拡がりと深みが出てくる。五感とは、個人と他人が繋がる重要な鍵であり。デジタル以上のアナログなのであろう。2009/02/12
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