草と木が語る日本の中世

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  • サイズ B6判/ページ数 307,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000226325
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0021

出版社内容情報

中世の人々は草や木についてどのような認識・知識をもち、草木や花や果実をどのように利用したのか。それらの流通の実態、植生の維持・管理はどのように行なわれたのか。民俗学や考古学、植物学の知見も取り入れながら文献や絵巻物を読み解き、人間にとって最も身近な自然である草や木を通じて日本中世の歴史像を新たな視角から捉え直す。

内容説明

中世の人々は草や木についてどのような認識・知識をもち、草木や花や果実をどのように利用したのか。それらの流通や、植生の維持・管理はどのように行なわれたのか。文献史料や絵巻物を民俗学や考古学、植物学の知見も取り入れながら読み解き、人にとって最も身近な自然である草や木を通じて新たにとらえ直す日本中世の歴史像。

目次

序章 草木から見る歴史への招待
第1章 中世人は草や木をどのように認識したか
第2章 草花と中世の日常生活
第3章 木の利用と流通
第4章 植生の変化と資源管理
終章 草木に関する課題

著者等紹介

盛本昌広[モリモトマサヒロ]
1958年横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。東京都立大学大学院修士課程修了。文学博士(2000年、中央大学)。現在、歴史研究家。日本中世・近世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

12
『熊野十界曼荼羅』で「おいのさか図」というのがある(33頁~)。人生の諸段階と樹木・季節が連動しているのが特徴という(34頁)。草花のスケッチも随所にみられる。中国の本草学は、薬となる植物・動物・鉱物の効能・性質・産地を研究(103頁)。984年、丹波康頼は朝廷に仕えた医師で、『医心方(いしんぼう)』を献上した(104頁)。隋・唐の医書を研究。大きい鋸の、大鋸引(おがひき139頁)は本当に職人の息が合わなければできない技を支える道具に思われる(140頁の図)。1447年頃の材木の流通は墨俣がポイント地点。2014/02/09

メルセ・ひすい

1
15 とりあ 中世の人々は草や木についてどんな認識・知識をもち、草木や花や果実をどう利用したのか。民俗学や考古学、植物学の知見も取り入れ、文献や絵巻物を読み解き、草や木を通じて日本中世の歴史像に新たな光を当てる。2012/04/03

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