内容説明
共用品とは、「身体的な特性や障害にかかわりなく、より多くの人々が共に利用しやすい製品・施設・サービス」を指す。英訳としてはアクセシブルデザインと呼ばれ、バリアフリー、ユニバーサルデザインなどともに、壁を壊す/なくす/低くする意図をもつものである。より多くの人の役に立つように、という願いが市場を生み、利用者を広げ、デザインの発展を促し、企業の活性化につながる。「より多くの人」をめざして、あくなき進化が続けられる「共用品」の思想とは。福祉デザイン・企画開発において、何を考えるべきかを説く。
目次
第1部 共用品の「これまで」と「これから」(共用品を創る;いろいろな共用品;共用品推進の歴史;共用品市場とは)
第2部 共用品という思想(共用品は日本で生まれ育った;共用品という思想)
著者等紹介
後藤芳一[ゴトウヨシカズ]
1955年生まれ。大阪大学大学院工学研究科教授。博士(工学)。1980年、東京工業大学大学院修了。通商産業省(現在の経済産業省)入省。99年度より日本福祉大学客員教授。2010年度より現職
星川安之[ホシカワヤスユキ]
1957年生まれ。財団法人共用品推進機構専務理事。1980年、自由学園卒業、トミー工業株式会社(現・株式会社タカラトミー)入社。99年共用品推進機構設立。2002年度より日本点字図書館評議員。99年度より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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