出版社内容情報
戦後の草の根の活動を担った人々,また丸山眞男氏をはじめ鬼籍に入った師友を描いた歴史家のエッセイ集.人を語りつつ自らを語り,自らを語り人を活写.血の通った親密な表現の中に日本の戦後の姿が鮮やかに浮かび上がる.
内容説明
戦後の草の根の活動を担った有名無名の人々、また親炙した北山茂夫、宮崎市定、桑原武夫、丸山真男、家永三郎、伊谷純一郎氏ら鬼籍に入った師友を描いた歴史家のエッセイ集。人を語りつつ自らを語り、自らを語り人を活写、その血の通った親密な表現の中に日本の戦後の姿がおのずと浮かび上がる。
目次
三十而骨骼成
原弘二郎先生の思い出
藤原治先生をしのぶ
北山茂夫氏の死を悼む
形見の漱石書簡
小林行雄先生と北山茂夫先生
北山素夫人への弔辞
羽仁五郎、思い出の断片
弟子と孫弟子との間―宮崎市定先生
忘れられぬ言葉―浅井良三先生〔ほか〕
著者等紹介
松尾尊〓[マツオタカシヨシ]
1929年鳥取市生まれ。日本史学者。京都大学文学部卒業。京都大学名誉教授。大正デモクラシーの実証的研究の先駆者、民衆史研究の新しい地平を拓いた
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