カントの啓蒙精神―人類の啓蒙と永遠平和にむけて

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  • サイズ B6判/ページ数 273,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000224710
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C0010

内容説明

武力紛争と宗教的衝突が絶えない現代、われわれはいまだ啓蒙された時代ではなく、依然としてみずからを啓蒙すべき時代に生きているのではないのか。かつてカントが問うたこの問いは、現代においてもいまだ有効であるどころか、ますますその重みを増している。本書は“啓蒙”にたいする誤解を解いて人間的理性への信頼を取り戻すために、カントの思索に即して啓蒙の精神の原点を明らかにする。

目次

 1 啓蒙の世紀とカント―ヘーゲルの啓蒙批判はカントに当てはまるか
2 カントにとって「啓蒙」とはなにか―啓蒙に必要な三つの格率
3 カントの啓蒙の哲学―「人間理性の目的論」をめぐって
4 啓蒙の要となる道徳―人間の尊厳と人間愛の条件
5 感情は道徳とどうかかわるか―道徳的感情と美と崇高の感情
6 人類の啓蒙に宗教は必要か―カントの宗教理性批判
7 歴史と文化―永遠平和と啓蒙の完成

著者等紹介

宇都宮芳明[ウツノミヤヨシアキ]
1931年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程中退。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuki

3
哲学初心者でもゆっくり読み進めれば分かるように書いてあった。 哲学用語を整理しながら読まないと混乱すると思うので、新しい言葉を見たらメモを見ながら読んでいけば少しは時短になるだろう。私は分からないリストを作った。 個人的には誰かに勧めたりはしないけど、自分で考え決めることについて後押ししてくれる良い本だった。2015/04/28

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