内容説明
イーロン・マスクやジェフ・ベゾスたちが描く、「古いSFな未来」を打ち破り、真にイノベーティブな未来を発明するための実践書!
目次
第1部 未来は「ストーリー」によって作られる
第2部 対話はSFになり、SFは古びた未来を壊す
第3部 古びた未来を書き換える「SF思考」
第4部 未来ストーリーを「つくる」―世界観とプロットをざっくり考える
第5部 未来ストーリーを「あらわす」―世界観とプロットを「SF作品」に仕上げる
第6部 未来ストーリーを「つかう」―フィクションを要素分解し、現実とのリンクを探す
第7部 未来ストーリーに「なる」―フィクションから生まれたアイデアを現実化する
著者等紹介
宮本道人[ミヤモトドウジン]
1989年生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。応用文学者、科学文化作家、SFコンサルタント。東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員、慶應義塾大学理工学部訪問研究員、変人類学研究所(東京学芸大こども未来研究所内)スーパーバイザー。日本SF作家クラブ会員。四社(〆、BIOTOPE、グローバルインパクト、T.K.Science)顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
39
過去の亡霊のような固定観念、いったん敷かれたレール、著名な経営者などの一部の人が勝手に作り、「ビジョン」として喧伝される「古びた未来」の数々…それらの未来像を壊して、真にイノベーティブな未来を誰もが語れるようになる方法を示す一冊。何の期待も抱けない現状をどうすれば変えられるのか。既存の物語を自分たちが新しく変える事が重要で、これまでもフィクションが未来を変えてきたように、ぶっ飛んだSF思考が未来を変える力を持つと信じて、新しい未来を描いて今何をすべきかを考える。そういうマインドの重要性を改めて感じました。2023/03/04
らっそ
6
SF思考の「つくる」→「あらわす」→「つかう」→「なる」→「つくる」→・・・が、PDCAサイクルにしか見えない。「ビジネスの常識」に毒されすぎていた2024/06/18
とくま
4
×P852023/05/06
mitsuasa
2
SFバックキャストがとにかく難しい。2023/02/18
黒とかげ
1
うーん。さすがにSF小説を過大評価しすぎかな、と思ってしまった。小説を現実のビジネスに応用するのは無理筋だろう。ただ、最近の小説家は食えないからな。こういった方法で金稼ぎするのは誰にも責められない……。2023/03/11