韓国温泉物語―日朝沐浴文化の交流をたどって

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000224390
  • NDC分類 383.6
  • Cコード C0026

出版社内容情報

はるか中世の昔から日本とは深い関係にある釜山の東莱温泉.その歴史を中心に,湯けむりの中から見えてくる日朝の沐浴文化とその交流の歴史を,双方のあいだにあった対立や葛藤を含めてたどる歴史エッセイ.図版多数.

内容説明

はるか中世の昔から日本とは深い関係にある釜山の東莱温泉。その歴史を中心に、湯けむりの中から見えてくる日朝の沐浴文化とその交流の歴史を、双方のあいだにあった対立や葛藤を含めてたどる歴史エッセイ。図版多数。

目次

第1部 日朝沐浴文化のルーツをさぐる(朝鮮の沐浴文化;入浴習俗と裸体観;海を渡った日本の「湯屋」)
第2部 東莱温泉物語(東莱温泉の歴史をたどる;開港期の東莱温泉;朝鮮第一の温泉地となる;朝鮮人と東莱温泉)
第3部 韓国の温泉を訪ねて

著者等紹介

竹国友康[タケクニトモヤス]
1949年、兵庫県生まれ。1972年、京都大学文学部卒。現在、河合塾大阪校で現代文を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2023/06/17

とりもり

1
こんなに韓国(だけじゃなくて北朝鮮にも)にも温泉があるというのは初めて知った。そして、現在の入湯風習は日本統治下で広まったものだということも。東萊温泉をメインに韓国の様々な温泉が紹介されており、ガイドブック的にも読めるが、やはり入浴を中心にした文化論として読むと韓国と日本両国の類似点や相違点が浮き彫りになるようで、非常に興味深かった。垢すり気持ちよさそうだけど、素っ裸でこすられるのはちょっとやだな…。白黒だけど写真も多くてとてもオススメの一冊。金剛山温泉行ってみたい。★★★★☆2023/07/01

1
古代朝鮮の時代に行われていた沐浴文化から、李氏朝鮮の時代を経て、日帝統治下にやって来た「風呂」文化というものを、あくまでも韓国人のみならず、日本人の衛生概念などの時代ごとによる変化などの視点から「風呂文化とは何か」という比較と、「羞恥心や裸とは何だろうか」ということを、釜山近郊の東莱温泉を中心にして、日韓両方の視点から「風呂文化、そして日本と韓国の文化的側面」についてを垣間見られる本ということで、非常に興味深かった。2014/03/04

はしも

0
15〜20年前に韓国の温泉地を取材に訪れ、日朝両言語の文献を丹念に読み込んで論じられた温泉への味方に新しい視点を与えてくれる良著。 多くの人へのインタビューや著者自らのレポートによる温泉地の記述が、現在の冷え込んだ日韓関係からは想像もつかなくなってしまったことが悲しい。2019/07/21

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