出版社内容情報
「構造改革」で日本社会は再生するのか.池澤夏樹,神野直彦,堂本暁子氏との連続対談を通して,政治システム,福祉社会の構想,教育の重要性,経済と倫理など,あらゆる角度から今こそ掘り下げるべき課題を明確にする.
内容説明
「構造改革」で日本は再生するのか。作家・池沢夏樹、財政学者・神野直彦、千葉県知事・堂本暁子の三氏と、編者である佐和隆光氏が連続で行った対談を通して、今こそ掘り下げるべき課題が明確にされる。グローバリゼーションの功罪、日本型政治システムからの脱却、福祉社会の構想、教育の重要性、経済と倫理の再認識など、市場主義の限界を明らかにしながら繰り広げられる多様な論点から、公正で活力ある社会を展望する。
目次
序 二一世紀日本型資本主義は何処へ行く(二一世紀の保守主義とリベラリズム;経済構造「改革」の処方箋 ほか)
1 「改革」の倫理(池沢夏樹)(経済学と倫理;自然の法則? ほか)
2 「改革」と市場、経済、社会(神野直彦)(「改革」はいつから唱えられていたのか;構造改革の見通しはあるのか ほか)
3 「改革」の実践は始まっているか(堂本暁子)(県知事選のなかから見えたこと;国政では見えなかったこと ほか)
著者等紹介
佐和隆光[サワタカミツ]
1942年和歌山県高野山に生まれる。1965年東京大学経済学部卒業。専攻は計量経済学、統計学、環境経済学。現在、京都大学経済研究所所長・国立情報学研究所副所長
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