出版社内容情報
政論家・政治学者・社会運動家・政党指導者・平和運動家として、平和と民主の獲得のために粉骨砕身した大山郁夫(1880―1955)。大山の同時代人として福沢諭吉・田中王堂・長谷川如是閑・吉野作造・河上肇・山川均・大杉栄らの思想と行動を取り上げ、ラスキと対比させつつ、近現代日本デモクラシーの道程を系譜学的に描く。
目次
序章
第1章 福沢諭吉の発見と徹底個人主義―田中王堂
第2章 民本主義から民衆文化主義へ―大山郁夫・山川均・大杉栄・櫛田民蔵ら
第3章 科学的政治学の企図とマルクス主義―大山郁夫の学問
第4章 単一無産政党主義と大山郁夫の実践
第5章 自由主義―丸山幹治と大日本帝国リベラール
第6章 戦後の民主主義と平和の探求―大山郁夫の遺産
終章にかえて
著者等紹介
堀真清[ホリマキヨ]
1946年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。西南学院大学法学部長、ケンブリッジ大学客員教授、オックスフォード大学交換研究員など歴任。現在、早稲田大学大学院政治学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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