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襲いかかる聖書

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000224086
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

言葉は光。聖書に汲まれたヴィジョンの交響と観念の彫塑。キリスト教が日本文学に生み落とした、比類ない幻視者の魂がここにある。単行本未収録の中篇と、埴谷雄高宛て書簡。

目次

序にかえて(聖書と私;芥川の聖書)
幻視者の手紙(想像力による復権;現世の永遠の生命;可能性または不可能性としてのムィシュキンの深淵;共存する二つの光;大難所越え;招かれる原言語記旧希求者;私は運ばれる;鸛の声;人間でなくなる;更に彷徨を)
明るい体(篠塚病院;骨洲カトリック教会;傷の夢;用宗行;立ちくらみ;合図;兄妹の習慣;小さな葬式)

著者等紹介

小川国夫[オガワクニオ]
1927年、静岡県生まれ。2008年4月8日、帰天。旧制静岡高校時代にカトリックの洗礼を受ける。50年、東京大学国文科入学。53年、パリ大学に留学。この頃、単車ヴェスパを駆って地中海沿岸を旅する。56年に帰国し、留学と放浪の体験から生まれた『アポロンの島』(57年)によって文壇に登場する。以降、キリスト教作家、内向の世代を代表する作家と目される。86年、「逸民」で川端康成文学賞、94年、『悲しみの港』で伊藤整文学賞、98年、『ハシッシ・ギャング』で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

日野和南

0
重厚な200頁でした。この本に引用されていたものたちの原典を読み直してから、また再読したいと思いました。濃ゆい内容でした。聖書、哲学への教養をもっと欲しいな、手に入れてからまた挑戦したいです。ゴッホの星月夜を綺麗に印刷された画集を開きたくなり、また最近行けていない教会へ行きたくなりました。2016/12/11

ユカ

0
エッセイ、埴谷雄高氏への手紙、小説から成る本。・・・む、難しい。手紙の内容なんて予備知識なくしてはついていけない。エッセイ「聖書と私」冒頭を立ち読みして借りてきたけど・・・。日本人のキリスト教とのかかわりに興味があるので、これはよかった。。小説「明るい体」は2回読んでなんとなく理解。途中で兄役は誰かな、なんてことを考える。寡黙で、ちょっとセクシーで、西島秀俊なんていいねえ。妹は・・・だめだ、山口百恵しか出てこない。読後、まず聖書知らねばな、と思った。今さら。2013/06/30

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