出版社内容情報
話題のドキュメンタリー『演劇』二部作を完成させた気鋭の映画作家が,その制作秘話,虚実のあわいに浮かぶ演劇の魅力,現代社会と演劇の関係について鋭く考察.映画の被写体である劇作家・平田オリザと劇団青年団の俳優・スタッフに加え,岡田利規,ライムスター宇多丸ら,
内容説明
『選挙』『精神』『Peace』と続々話題作を生み出している想田監督が次なる被写体としたのは、平田オリザ率いる劇団・青年団。気鋭の映画作家はこの「プロの演劇集団」とどう格闘したのか?四年に及んだメイキング過程を明かす書き下ろしに加え、豪華メンバーとの対話を掲載。ドキュメンタリー論の新たな地平を開く。
目次
第1幕 映画『演劇』に至る道
第2幕 「ありのまま」の入れ子構造
第3幕 編集で紡ぎ出される「リアル」
第4幕 観察映画が四つに組んだ「過剰さ」―対談 宇多丸(ライムスター)
第5幕 虚構を支える技術―鼎談 岩城保、杉山至
第6幕 俺、こんなには働いてないでしょう?―対談 平田オリザ
第7幕 青年団で演じる―座談会
第8幕 この仕事が好きなわけ―対談 岡田利規
著者等紹介
想田和弘[ソウダカズヒロ]
1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒業後渡米、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒業。93年からニューヨーク在住。NHKなどのドキュメンタリー番組を40本以上手掛けたのち、台本・ナレーション・BGM等のない、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの手法で『選挙』(2007)を完成させる。同作は世界200カ国近くでテレビ放映され、アメリカでは優秀なテレビ番組に与えられるピーボディ賞を受賞、各地の映画祭でも高い評価を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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治野
まさやん80
no_hi
tomdam
mutou_tsusato