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ええ加減にしなはれ!アメリカはん

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000222730
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

戦争をやっている場合やありまへん!
ハリケーン・カトリナが顕わにしたのは、米国内の第三世界の存在だけではなかった。地球環境はいま、世界中で一丸となって取り組まなければならない、危機的な状況なのだ。そんなときに、世界中で一体何をしてますのや、アメリカは!
お馴染み、パリセイズの仲間たちとの草の根平和運動に精を出しつつ、アメリカの今を鋭く斬る、著者の最新エッセイ。

内容説明

二〇〇四年に再選を果たしてからのブッシュ大統領には、もはや怖いものはない。ハリケーン・カトリナの被害の復興が進まず支持率が下がろうが、イラクが泥沼になろうが、とにかく自分の懐だけは無事なのだから!格差の拡大する一方のアメリカにも、反転の兆しが垣間見える瞬間もある。ハリケーン被害から見えたアメリカの中の第三世界の実態、メディア規制の深刻さ、それでもなお立ち上がりつつある市民やジャーナリストたち…。在米四十五年の著者の目には、今のアメリカはどう映っているのだろうか?おなじみ、パリセイズでの草の根反戦運動の報告も収録。「戦争なんかしてる場合やない!地球のために立ち上がらな!」と今日も熱い著者の、最新エッセイ集。

目次

第1章 夢のアメリカ、悪夢のアメリカ(これがアメリカだ;四十五年前のアメリカ社会 ほか)
第2章 女のすなること男もすべし―戦争と平和(面食らう話;女のすなること男もすべし ほか)
第3章 メディア狂騒曲―から騒ぎするメディア、目をつぶるメディア、闘うメディア(嘘をつく政権、脅かされるメディア;空軍士官学校の下院聴聞会 ほか)
第4章 私たちの町の草の根反戦運動(ハロルドが亡くなった)
第5章 私たちの町の草の根反戦運動は続く(コンプトン・カレッジでの最初の原爆展;さようならドロシー、さようならハロルド ほか)

著者等紹介

米谷ふみ子[コメタニフミコ]
1930年大阪生まれ。作家・画家。大阪女子大学国文科卒。二科会に三年連続入選し、関西女流美術賞受賞。1960年渡米。作家ジョシュ・グリーンフェルドと結婚し、二児の母となる。現在、ロサンゼルス郊外のパシフィック・パリセイズ在住。1985年「遠来の客」で文学界新人賞、「過越しの祭」で新潮新人賞、第94回芥川賞、1998年『ファミリー・ビジネス』(新潮社)で女流文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。