出版社内容情報
繊細複雑な文章と、その長さで文学史にそびえ立つ『失われた時を求めて』。岩波文庫版を全訳した編者が、生と死/愛と性/認識と忘却など、八つのテーマで選び抜いた断章は、あらすじを知らずとも、どの頁からでも気軽に楽しめる。人間と社会の深層をえぐる箴言と散文詩のような珠玉の文章には、世界の見方を一新する言葉が煌めく。
内容説明
繊細複雑な文章と、その長大さで文学史にそびえ立つ『失われた時を求めて』。本書は、その中から最もプルースト的な文章を、岩波文庫版十四巻を全訳した編訳者が選び抜いたもの。生と死/愛と性/認識と忘却など、八つのテーマに分類した名文は、あらすじを知らずとも、どの頁からでも、気軽に楽しめる。登場人物の心理分析、人生と芸術をめぐる省察、比喩を駆使した描写を神髄とするプルーストの珠玉の文章には、世界の見方を一新することばが煌めく。
目次
1 生と死
2 家族と友人
3 愛と性
4 社交界・戦争・先端技術
5 花鳥風月
6 音・匂い・名
7 認識と忘却
8 文学と芸術
著者等紹介
プルースト,マルセル[プルースト,マルセル]
1871‐1922。パリに生まれ、同地に没す。父親はパリ大学医学部教授。母親は裕福で教養ゆたかなユダヤ人。パリ大学文学部卒。正業につかず、主として親の遺産で暮らす。早くから文学に志し、初期の文集『楽しみと日々』(1896)の刊行や未完の小説『ジャン・サントゥイユ』の執筆(1895‐1899頃)などを経て、全7篇の長篇小説『失われた時を求めて』(1913‐1927)を執筆(第5篇以降は死後出版)
吉川一義[ヨシカワカズヨシ]
1948年、大阪市生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。パリ・ソルボンヌ大学博士。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書家さん#2EIzez
読書家さん#2EIzez
読書家さん#2EIzez
読書家さん#2EIzez
読書家さん#2EIzez
-
- 和書
- 21世紀の中国映画