出版社内容情報
安倍政権は公文書の改竄にとどまらず、「人づくり革命」や「一億総活躍」などによって人間のあり方までも改竄しようとしている。嘘で塗り固められた〈安倍レジーム〉の支配を超えて、〈ポスト安倍〉の未来を築くには。
内容説明
いま私たちが直面しているのは、“政治”ではなく嘘で塗り固められた“支配”である。安倍政権は公文書の改竄にとどまらず、「人づくり革命」や「一億総活躍」などによって人間のあり方までも改竄しようとしている。“安倍レジーム”の支配を超えて、“ポスト安倍”の未来を築くには。
目次
第1章 私たちはどういう時代に生きているのか
第2章 歪められる政治、嘘に支配される日本
第3章 憲法はどうなる
第4章 民主主義は甦るか
第5章 多様な人びとを政治の場へ
著者等紹介
中野晃一[ナカノコウイチ]
1970年東京都生まれ。東京大学文学部哲学科および英国オックスフォード大学哲学・政治コース卒業、米国プリンストン大学で博士号(政治学)を取得。現在、上智大学国際教養学部教授。専門は比較政治学、日本政治、政治思想
福島みずほ[フクシマミズホ]
1955年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業後、弁護士となる。1998年社民党から立候補し、参議院議員に初当選。2003~13年社民党党首、2009~10年内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当等)を歴任。現在、参議院議員、社民党副党首(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
4
我々有権者が無関心でいる間に、政治はどんどん悪い方向に向かっていることを実感させる本。中野が繰り返すように日本は新自由主義を突き進み続け、格差は広がり続けるのも事実。安倍が経団連といっしょに原発や武器を売り込むにいたっては、重商主義とも揶揄している。福田康夫らの二世議員は一世が作った土台に乗って上げ底をしてもらっている負い目があるが、三世の安倍はその特権が当たり前になっているので平気で嘘をつく。安倍は大企業の社長と勘違いしているようだ。三選を実現した安倍は、無関心な国民を憲法改正に誘導し、戦争に近づく。2018/09/22
てながあしなが
3
なぜか永らく聞いてなかったけど、「社会民主主義」ってあったよなぁ。岩波らしい、ゴリゴリにリベラルな本2019/03/18
ぽんこ
0
怒りのため読むのを中断しながらやっと読み終えた2023/09/24
星辺気楽
0
再再読 2022/07/20
星辺気楽
0
再読 2020/09/20