唄の旅人 中山晋平

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000222129
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「シャボン玉」「証城寺の狸囃子」「ゴンドラの唄」「東京行進曲」ー『蒲団』のモデルと文通する文学青年は、いかにして大作曲家となったのか。なぜそのメロディーは時代を超えて愛されるのか。等身大の姿を描き出す初の本格評伝。新発見書簡あり。

内容説明

数々のヒットを飛ばした大正・昭和期の大メロディメーカー、中山晋平(一八八七‐一九五二)。「ゴンドラの唄」「シャボン玉」「証城寺の狸噺子」「あの町この町」「東京行進曲」「東京音頭」「船頭小唄」…。これらがすべて彼の曲だと聞けば、その幅広い才能に、改めて驚いてしまう。しかしその大作曲家も、かつては進路に煩悶する文学青年だった。では、彼はいつ、いかなるきっかけで、音楽の道を志したのか。晋平と同じ信州生まれの著者が、可能な限りの資料を博捜し、その等身大の姿に迫った。

目次

プロローグ 中山晋平というひと
文学青年としての軌跡
屈折する上京前の精神彷徨
幸運の点と線があった
異色の音楽学校生が行く
「カチューシャの唄」への序曲
作曲家誕生、そして試練
野口雨情との邂逅、新しい世界へ
童謡の開花と、そのかたち
地方の新民謡確立、旅から旅へ
頂点、「東京音頭」への道程
戦時下、苦悩の日々
敗戦から「憲法音頭」の時代へ
「あの町この町」を歌って逝く

著者等紹介

和田登[ワダノボル]
1936年長野県に生まれる。信州大学教育学部卒業。小学校に勤務の傍ら児童文学書を中心に書き継ぐ。54歳で退職以降は、信州大教育学部・上田女子短大の非常勤講師を経て現在は著述に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

元気伊勢子

3
岩波は、良書を作ると本当に思う。表紙の「カチューシャの唄」の絵が素敵。中山晋平は、真面目で誠実で優しい人だったのだなと言うことが窺えた。北原白秋と西条八十が仲が悪かったことや相馬御風との交流などの裏話も面白かった。わらべ歌も聞いてみたいな。2020/07/19

旅籠屋

0
たいへんに面白い本ですよ。近代の文学が好きな人にも。2013/01/11

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