出版社内容情報
京都大学の研究室におけるケースカンファレンスでの河合氏のコメント(1974-76)をまとめたこの『河合隼雄語録』は、臨床家のあいだで読み継がれてきた。発見にみちたこの記録をいま公刊する。
(解説=岩宮恵子)
内容説明
京都大学で読み継がれてきた貴重な記録、臨床の教え。事例検討会で語られた「生きている」ことばの数々。発見にみちたこの記録を、いま公刊する。
目次
1 面接場面の具体的問題(面接中の電話;治療機関の並行利用 ほか)
2 クライエントの内的力動(母親の考え方の変容;甘えるということ ほか)
3 クライエント‐セラピスト関係(他のセラピストのクライエントに会うこと;一人の人間が泥まみれになって関わること ほか)
4 セラピストとしての問題(所属している場に守られているカウンセラー;大事なことからの逃げ ほか)
5 治療観から人間観へ(現実的方針;共感の失敗とその修復 ほか)
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
臨床心理学者。1928年生まれ。京都大学理学部数学科卒業。教育学博士。1962~65年スイスチューリヒユング研究所留学、ユング派分析家資格取得(日本人初)。京都大学教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官を歴任。2007年7月逝去
河合俊雄[カワイトシオ]
臨床心理学者。1957年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。Ph.D.ユング派分析家資格取得。京都大学こころの未来研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Gotoran
てんちゃん
壱萬参仟縁
たりらりらん
くま