出版社内容情報
スペインバスクおよび北部の修道院で教わった、伝統料理と修道女の日々の暮らしぶりを紹介。
スペインの多くの伝統料理が生まれた修道院。中でも煮込み料理は歴史が長く、修道女たちの得意料理のひとつとされています。
“今あるもの”で献立を考える修道院では、煮込み料理は作りやすく、栄養バランスがとりやすく、体にやさしいといいことばかり。冬場にとても冷える修道院では、寒い日に体を温めてくれる煮込み料理は、この上なくありがたい料理なのです。
スペイン家庭料理研究家・丸山久美さんが、スペインバスクおよび北部の修道院を訪ねて修道女から教わったレシピと、文献からのレシピをまとめた本書。煮込み料理を中心とした1皿目、2皿目、デザートの献立形式での提案と、単品の煮込み料理を数多くご紹介しています。
このほか、修道院の一日の過ごし方や、修道院の台所や食堂、器についての解説と、現地で撮影した写真もたっぷり掲載。ページを開いて、スペインバスクと北部の修道院の妄想の旅に出かけましょう。
目次
1 肉の煮込み(鶏もも肉の白ワイン煮込み献立;鶏むね肉のきのこクリーム煮献立 ほか)
2 魚の煮込み(白身魚のグリーンソース献立;あさりと白いんげん豆の煮込み献立 ほか)
3 野菜の煮込み(修道女のピスト献立;カルメル会のひよこ豆と野菜の煮込み献立 ほか)
4 デザート煮込み(クララ会のライスプディング;洋なしとしょうがの白ワインコンポート ほか)
著者等紹介
丸山久美[マルヤマクミ]
スペイン家庭料理研究家。アメリカ留学後、ツアーコンダクターとして世界各地をまわり、マドリッドに14年在住。現地の料理教室に通いながら家庭料理をベースとしたスペイン料理を習得し、修道院をめぐって修道女たちから料理を学ぶ。帰国後は、テレビや雑誌などでスペイン料理を軸にした料理を提案。2006年から東京・杉並区の自宅でスペイン家庭料理教室「mi mesa」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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