出版社内容情報
教育基本法を改正し、愛国心教育を推し進めた第一次安倍政権。現在の第二次政権も、教育委員会制度の改革や道徳の教科化など、「教育改革」に意欲を燃やす。その狙い、危険性とは何か。教育社会学の第一人者である著者が、一九八〇年代から続く政治主導の「教育改革」の弊害を検証し、教育現場が活性化する、あるべき教育の形を提言する。
内容説明
教育基本法を改正し、愛国心教育を推し進めた第一次安倍政権。現在の第二次政権も、教科書検定基準の見直し、道徳の教科化や教育委員会制度の改革など、「教育改革」に意欲を燃やす。そのねらい、危険性とは何か。教育社会学の第一人者が、一九八〇年代から続く政治主導の「教育改革」の弊害を検証し、教育現場が活性化する、本来の教育のあり方を考える。
目次
日本の教育と社会はどこへ行くのか―危険な曲がり角に立つ日本の教育と社会
第1章 安倍政権が進める「教育改革」のねらい―子どもと教師・教育を攻撃する「五本の矢」(民意を僭称し振りかざす独善的政治家と政治の暴走;教育政策「五本の矢」がもたらすもの)
第2章 政治主導の「教育改革」の何が問題なのか(「教育の危機」の歪んだ捉え方;四半世紀以上にわたる政治主導の改革;学力政策の矛盾・迷走がもたらした学力の低下と格差化)
第3章 グローバル化時代の学校教育と学校づくりの課題―“未完のプロジェクト”としての教育
著者等紹介
藤田英典[フジタヒデノリ]
共栄大学教授、東京大学名誉教授、日本教育学会会長。1944年生まれ。1969年早稲田大学政治経済学部卒業。1975年東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。1978年スタンフォード大学教育系大学院修了(Ph.D.)。名古屋大学助教授、東京大学教授、国際基督教大学教授などを経て現職。専攻は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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