内容説明
1970年代の変動相場制への移行を経て80年代から急速に進んだ金融自由化によって、経営者主導からウォール街主導へと変容したアメリカ経済を「新金融資本主義」と捉えて分析する。企業のリストラクチャリングや合併買収運動、情報技術革命が産み出した20世紀末のITバブル、そして21世紀に入ってからの住宅バブルとその崩壊、リーマンショックを経たアメリカ経済を論じる
目次
第1章 企業のリストラクチャリング
第2章 情報技術革命の進展
第3章 連邦財政赤字の削減
第4章 経済の回復―1980年代
第5章 経済の活況とその終焉―1990‐2000年
第6章 新金融資本主義―投資家主導資本主義の成立
終章 新金融資本主義の危機
著者等紹介
石崎昭彦[イシザキテルヒコ]
1928年生。東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。神奈川大学経済学部教授を経て、同大学名誉教授。専攻は国際経済論、アメリカ経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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