出版社内容情報
アメリカにおける東アジア政治研究の第一人者、ロバート・A・スカラピーノ教授の待望の自叙伝。第二次世界大戦後のアジアを見つめ続けてきた良心的知識人が、その学問形成の足跡と実地体験を回顧した貴重な記録。
内容説明
東アジア政治研究の第一人者、ロバート・A・スカラピーノ教授(一九一九年生まれ)の待望の自叙伝。第二次世界大戦後のアジアを見つめ続けてきた良心的知識人が、みずからの学問形成の足跡と、20ヶ国以上におよぶアジア各国での実地体験を、生き生きとした筆致であますことなく回顧した貴重な記録。
目次
若きころ
太平洋での一八ヶ月―そして大学へ
フリースピーチとベトナム反戦運動
私と日本との関わり
革命に揺れる中国
改革・開放時代の中国
分断された朝鮮半島
北東アジアの周辺諸国
インドシナ三国―私のみたベトナム戦争とその後
東南アジアの核心へ
南アジア探索の歳月
我々の時代を回顧して
著者等紹介
スカラピーノ,ロバート・A.[スカラピーノ,ロバートA.][Scalapino,Robert A.]
1919年カンザス州生まれ。沖縄戦に日本語将校として参加。アジア政治・国際関係の包括的研究を志し、ハーバード大学大学院で博士号を取得。長年にわたりカリフォルニア大学バークレー校政治学科で教鞭をとり、現在同校名誉教授。著書多数。沖縄返還、米中関係改善など、政策提言を通じてアメリカのアジア政策にも影響を与えてきた
安野正士[アンノタダシ]
1967年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校政治学科博士課程修了。上智大学国際教養学部准教授、北東アジアの国際政治、ナショナリズム論
田中アユ子[タナカアユコ]
1975年生まれ。ニューヨーク大学を経て、上智大学比較文化学部、同大学大学院外国語学研究科比較文化専攻修士課程修了、翻訳者。社会科学論文(政治、経済、社会学、歴史等)を中心に翻訳活動(英和・和英)に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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