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赤いゲッベルス―ミュンツェンベルクとその時代

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000220552
  • NDC分類 309.334
  • Cコード C0023

出版社内容情報

反ファシズムの急進的青年労働運動の指導者として、メディアを駆使し「赤いゲッベルス」と呼ばれ多面的な活動を展開したミュンツェンベルクとは誰だったのか。独自の「世代論」の視点から、彼とその時代を浮き彫りにしてゆく。

内容説明

ナチス時代、反ファシズムの急進的青年労働運動の指導者として、様々なメディアを駆使し、「赤いゲッベルス」と呼ばれ、多面的な活動を展開しながらも、歴史に抹殺されたミュンツェンベルクとは、誰だったのか。本書では、独自の「世代論」の視点から彼の時代を浮き彫りにしつつ、非正規労働の悲惨な状況を生み出した日本の時代をも問い直してゆく。

目次

第1章 世代としての「青年」の誕生(世代統一体としての「前線世代」;生い立ち、環境と時代;「第三の戦線」としての青年運動;青年インターナショナル)
第2章 赤いゲッベルス(行動するインターナショナリスト;ミュンツェンベルク・コンツェルン;同時代経験としてのバウハウス―アヴァンギャルドと共産主義の共存;赤いゲッペルス)
第3章 ファシズムと闘う「赤いゲッベルス」(台頭する「ファシズム」;ベルリン最後の日々;亡命地パリ)
第4章 反ファシズム人民戦線という「希望」(歴史的転換;ドイツ人民戦線;「マドリードの闘う顔」をもつ民主共和国)
第5章 黄昏(忍び寄る「粛清」の影;謎の死)

著者等紹介

星乃治彦[ホシノハルヒコ]
1955年熊本市生まれ。福岡大学人文学部教授、博士(文学)、博士(法学)。専攻はドイツを中心とした現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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