アイルランドの文学精神―7世紀から20世紀まで

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  • サイズ B6判/ページ数 281,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000220361
  • NDC分類 993.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

英雄・妖精物語とジョイスの文学とを架橋する想像力の秘密──同世代を批評する異界からの眼差しと、多言語状況を表現するパロディの方法、この二つを羅針盤としてテクストの海を後悔する。比類ない精神の海図と文学史の文様。

内容説明

英雄と妖精たちが活躍する神話・説話の世界と、批評精神と方法意識に満ちた二〇世紀文学の前衛とを架橋するもの―異界とパロディという、楕円の二つの焦点を灯台として、古ゲール語の写本群からアングロ・アイリッシュ文学まで、広大なテクストの海を航海する。神話、聖書物語、地誌、年代記、現代の詩と小説…あの異様な多次元的リアリズムと、痛烈で徹底したパロディの精神とをつちかったものとは何か。引用の重層的な織物から浮かび上がる、等身大のケルト=アイルランドの精神。

目次

懐古する予言
1 異界(異界行;予言;土地の記憶)
2 パロディ(古典遍歴;聖書のパロディ;土着文学の再話;植民地の憂鬱;復活の幻想)
3 屈折した言語のダイナミズム

著者等紹介

松岡利次[マツオカトシツグ]
1947年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。ダブリン大学トリニティカレッジアイルライド語科留学。ダブリン高等研究所ケルト学部客員研究員、同共同研究員。専攻、アイルランド語学・文学。法政大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ローリングエルボー

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古典的なアイルランド文学を知るために再読2017/04/11

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