内容説明
均衡という基本概念を日本経済学界に定着せしめ、近代経済学の普及に極めて大きな役割を果たした著作。「如何にシュムペーターからの一歩を踏み出すか」という目標のもと、中山経済学の起点を形成した。
目次
第1章 總論(純粹經濟學一般;純粹經濟學の分類 ほか)
第2章 經済循環の理論(經濟の循環とその内容;需要の分析 ほか)
第3章 與件の變動と經濟の適應(經濟均衡理論の性質;與件の變動とその意味 ほか)
第4章 經濟發展の理論(資本の變動と經濟の發展;投資・貨幣資本及び信用 ほか)
追録 ケインズ理論への覺え書(セイの法則とケインズの出發點;有效需要の原理 ほか)
著者等紹介
中山伊知郎[ナカヤマイチロウ]
1898‐1980。1923年東京商科大学本科卒業。1937年東京商科大学教授、一橋大学学長兼経済研究所所長を経て、のち一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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